もし今いる社員が、プログラミングやデータベースの知識を習得し、
業務システムを社内で開発できるようになると、
数十万円~数百万円以上の価値があります。
なぜなら、外部のソフトウェア開発会社に外注すると、それくらいの費用はかかるからです。
しかも外部に発注した場合、
「せっかく作ったのに使わないシステム」になる可能性もあります。
実際に私も、導入したけれど使われていない業務システムを、いくつも見てきました。
原因はいろいろあります。
・業務の流れを相手に伝え切れなかった。
・ソフトウェア開発会社の理解不足。
・業務システムが使い難い。
など。
他の原因も考えられます。
どちらにしても、とてももったいない話ですよね。
もし社員自らが業務システムを作れるなら、そのようなムダは無くなるはずです。
社員は会社の業務を熟知しているので、実際に使いやすいシステムになるからです。
社内で作れるなら、カスタマイズも自由自在です。
それに社員の技術力、ビジネスの成長、環境の変化に合わせて、すぐに改良ができます。
最初は最低限の機能から使い始めて、あとから機能を追加することも可能です。
業務システムを育てていくようなイメージです。
外注すると、簡単には改良できません。
また自分で作った業務システムには、愛着が湧くので、社員は積極的に使いたくなります。
だから使われないシステムにはなりません。
最大のメリットは、社員が作るならほとんどタダ、無料で業務システムが導入できることです。
もちろんシステム開発中の社員の人件費はかかりますが。
さらに一度作れるようになると、様々な業務システムを思いつくので、全体の業務が効率化します。
普通は「こんなシステムがあれば、仕事が効率的なのに」と思いついても、
コストや予算の問題で、なかなか実現できません。
でも自分で業務システムを作れるなら、いくつ作ってもタダなんです。