今回は業務システムをクラウドで同期することで、
もしかしたら、作りやすくなるかもというアイデアについてです。
セキュリティー対策や情報漏洩の問題は、とりあえず置いておいて、
単なるアイデアとしてお読みください。
クラウドで業務システムというと、
Salesforce(セールスフォース)で顧客管理や営業支援というのが、パッと浮かぶイメージです。
またはOracleやMySQLなどのリレーショナルデータベースをサーバー上に構築して、みたいな本格的な運用も選択肢としてはあるでしょう。
でも今回はもっと簡単なアイデアです。
これはだいぶ前に、実際に私が低予算の業務システムを開発した時の話です。
予算が少ないので、既に顧客のパソコンにインストールされていたAccessを使うことにしました。
しかし、顧客は数か所の営業所で同期された情報を共有したいとのこと。
当時はまだクラウド普及していませんでしたから、
苦肉の策として、プログラムで自社サーバーにファイルをアップロードするようにしました。
利用する側は業務システムを起動する時に、自動的にダウンロードすることにしたのです。
あとはフラグを立てることで、誰か一人だけが編集できるようにプログラミングしておけば、なんとかデータを同期できますしね。
とりあえず、対応策を講じてはいたわけです。
でも実際の運用では、それほど心配する必要はなかったです。
普段から社員同士でよく連絡しあうので、
今、誰がシステムを利用しているか、すぐ分かるからです。
だから何も問題は起きませんでした。
その業務システムは、確か数年間は運用されていたようですが、大丈夫でした。
もう付き合いが無いので、今も使っているかは不明ですがw
でも今考えると、もっと簡単にできたと思います。
何故なら、今はDropbox(ドロップボックス)のようなクラウドの普及で、
ファイル共有が簡単になっているからです。
パソコンを起動する時に、常にバックグラウンドでクラウドアプリを起動しておけば、勝手に同期してくれますから。
本当にデータベースのファイルでもクラウドで同期できるのか?
実際の運用では試したことがないので、アイデアレベルの話なのですが。